引き続き「東山道戦記」の安塚会戦(慶応四年四月二十二日)をソロプレイ。宇都宮の南西に位置する安塚付近にて、旧幕府軍(伝習隊、御領兵、第七連隊)が、新政府軍(土佐、鳥取、壬生藩)を攻撃するというシチュエーション。全8ターンだが、第1ターンは払暁のため戦闘チットは無し。新政府軍の陣頭指揮チットも、増援の土佐藩兵が来るまではカップに投入されない。また悪天候(雨)のため、旧幕府軍・伝習隊の火力が1低下している。
とりあえず第1ターン。旧幕府軍は、淀橋付近に展開する新政府軍に接敵。
第2ターン。鳥取藩兵が御領兵を攻撃し、これを対岸へと撃退した。
第3ターン。増援で登場した旧幕府軍・伝習隊第二大隊が、壬生藩兵を撃退して渡河し、安塚に迫る。これに対して新政府軍も、後方から駆けつけた鳥取藩第二大隊で守りを固めた。一方、伝習隊第一大隊は、土佐藩・迅衛隊と交戦し、後退している。
第4ターン。土佐・迅衛隊は、さらに伝習隊第一大隊を後退させ、鳥取藩兵とともに第七連隊を包囲する構え。
第5ターンは双方、射撃戦に終始したものの戦線は動かず。旧幕府軍・第七連隊は、土佐・鳥取藩兵からの猛射によく耐えた。
第6ターンも、第七連隊は土佐・鳥取藩兵の猛攻に耐え、戦線を堅持。その間に伝習隊第二大隊は、鳥取藩第二大隊を蹴散らし、勝利条件の安塚ヘクスに隣接。
第7ターン。伝習隊第二大隊は、壬生藩兵も蹴散らして、安塚ヘクスに突入。伝習隊第一大隊も、土佐藩兵を後退させ、第七連隊の危地を救った。
最終第8ターン。鳥取藩第二大隊と、増援の土佐・迅衛隊第二大隊が、安塚に入り込んだ伝習隊第二大隊を叩き出すも、すでに安塚の支配マーカーは奪われた状態。新政府軍も、ようやく第七連隊を1戦力削って後退させたので、双方1点ずつ獲得してドローというところか。
まあ、なかなか1ユニット同士の撃ち合いだと大きく勝ち越せないので、2ユニットによる共同攻撃がしたいところだが、チットのタイミングやら何やらで、なかなかそう上手くもいかず、共同攻撃をしてもダイス目によっては結構耐えられてしまうので、なかなか確実な戦果が得られないというあたりが面白いし手に汗握る。
ちなみに今回の戦場となった安塚~淀橋~幕田というルートは、旧栃木街道なのだろうが、この隣駅の西川田にはBookoffがあるので、それを探索しに下車したことがある。あれっていつ行ったんだっけ……とiPhoneの写真記録を漁ってみたら、なんとちょうど3年前の、2022年5月6日だった!あいにくその日は古本探索に一生懸命で、西川田の駅で撮ったこの写真一枚しか残っていないが、それをすっかり忘れていたのに3年後に栃木街道のウォーゲームをプレイするなんて、これも何かのご縁だろうか……