老害ウォーゲーマーではない、老眼ウォーゲーマーである(55歳)。
最近、本やスマホはもちろん、ウォーゲームの駒や地図盤などの細かい数値や文字が見えにくくなり、いよいよこれは本格的な老眼だなと。そこで地元のJINSに行って遠近両用の眼鏡を作ろうかと思ったが、店員さんに相談すると、普段デスクトップPCで作業をされているなら今の近視用の眼鏡で距離的に大丈夫だし、手元を見る時だけの眼鏡を別に作った方がいいですよと言われ、ではそうしましょうと。
自分としては、年を取ってもまだまだ細かいウォーゲームがしたいし、耳が遠くなっても、ロレツが回らなくなっても、どうにかゲームは遊べそうだが、目が悪くなったらもうオシマイなので、これを機会に老眼鏡デビューとなった。一応、最近のウォーゲームは、高齢プレイヤーに寄り添ってくれているのか、昔よりもカウンターやヘクス径が大きくなったり、カラフルに色分けもされて見やすくなってはいるが、そうではないゲームも多々あるので。
我が家にあるウォーゲームの中でも、最も「老眼難易度」が高いのがASL(Advanced Squad Leader)である。そもそもルールも難しいが、ここ最近は数値を読むことすら難しい。特に車輌カウンターの名前を判別するなんざ、米粒に書いた文字を読むのに等しい。ASLは、LOS(視認線)が重要なゲームだが、そもそもカウンター自体を視認できないとあっては話にならない。実際、老眼鏡をかけたら、車輌カウンターもきれいに判別できたので良かった良かった。ASLはここ数年まったくプレイできていないが、それも視力の衰えから遠ざかっていたのかもしれない。老眼鏡デビューをきっかけにして、またソロプレイを再開できればいいなあと思っている。
自分の場合、カッターでカウンターを切り抜く派だが、これも手元がおぼつかないと、うっかり、ザックリ、駒自体を切ってしまうので、そういう意味でも老眼鏡を用いた方が良いのだろう。とりあえず練習として、2年前に買ったまま積んでいた「Musket & Pike Dual Pack」のカウンターを老眼鏡をかけて切ってみたが、これも順調順調。
また、ルールブックや資料を読むにしても、視力の衰えから遠ざかってしまうと困るので、これから先はあらゆるウォーゲーム作業において老眼鏡が手放せないかもしれない。やれやれである。